富岡・相馬市を会場に
令和3年度の高齢者の〝食〟応援事業「高齢者の健康料理教室」は7月13日、富岡町でスタートした。8月2日に相馬市、8月11日に矢吹町でも開いた。それぞれ午前・午後の2回開催。
富岡町会場(町保健センター)では、いわき市、双葉郡から男性を含めて30人が参加した。講師は県栄養士会の管理栄養士加藤すみ子さん、岩見裕子さん。「高齢者に必要な食生活の基礎知識〜元気でいきいきと長生きするために」と題して、フレイル(虚弱)を招く低栄養への注意、水分の補給、まんべんなく栄養をとるため、10の食品群の頭文字をとった「さあにぎやか(に)いただく」の合い言葉を紹介した。
「手軽でおいしい健康長寿に役立つ調理〜おいしく、バランスよく食べましょう」と題した料理実習では「ヘルシー油淋鶏」「温野菜の出しびたし」「大豆のおかか煮」の指導を受けた。
相馬市会場(市総合福祉センター)では、相馬市、南相馬市、相馬郡から30人が参加した。開会を前に伊東通夫県老連副会長(相馬市老連会長)があいさつした。
フレイル予防対策も学ぶ
講話では、食事面からのフレイル予防対策、多くの食品とタンパク質を組み合わせた食事例、お口のケアと体操、多くの食品を食べるための食事チェックシートなども紹介した。 両会場の参加者は「他市町村の仲間と暮らしに密着した出会いがあって楽しかった」「日々の実践が大切だと実感した」「学んだことを周りの人に伝えたい」と話していた。
令和3年9月号より