トップ切り磐梯町で子どもとの関わり方学ぶ 

 令和3年度の地域の寺子屋推進セミナーは9月1日、磐梯町でスタートした。磐梯町のほか桑折町、会津美里町、三春町、川内村、新地町の6町村で開かれるセミナーの第1回。昨年はコロナウイルス感染症拡大のため中止されており、2年ぶりの開催となった。
 老人クラブと地域が連携して次世代を担う子どもたちとその親が交流を図る事業。県老連と磐梯町老連の主催、県の共催、磐梯町と町社協の後援。約20人が参加し、県老連の大塚弘行理事(磐梯町老連会長)があいさつした。
 「みんなで育てよう地元の子どもたち」をスローガンにしたセミナーは、子どもとふれあうための勉強会。NPO法人みんなのひろば理事長の齋藤大介さんが「子どもとの関わり方」と題して講演した。齋藤さんは関わり方の5カ条として①自己紹介で心をときほぐす②何が目標なのかを最初に伝える③視覚による説明が重要④要所で確認し質問を受け付ける⑤時には距離を置くことが大事―を紹介した。また「大人の心持ちと声かけ一つで、子どもの遊びと学びの成長が変わる」と話した。齋藤さんはふれあいニュースポーツ交流大会の審判長も務めている。
 北塩原村老連の小野明会長は「わたしたちはこんな活動をしています」と題して、幼稚園児、小学1・2年生とのだんごさし、昔あそび、中学校文化祭での書道、茶道、華道、水墨画、天ぷら会、ニュースポーツなどの多彩な交流活動を発表した。
 実技は「昔あそびの先生になるために~たこの作り方」と題して、福島市老連若手委員長の鈴木勝博さんが「グニャグニャたこ」の作り方を指導した。たこは、たけひごと透明なごみ袋、セロテープ製。アンパンマンなどのイラストを描いて作り上げた。
 磐梯町老連は今後、子どもたちとの交流会を2回予定している。

令和3年10月号より

子どもとの関わり方を学ぶ受講生
グニャグニャたこ作りの実技講習